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♪*☆*♪令和7年1月21日(火)
更新♪*★*♪
”立春
”
今年は、2月4日から立春に入ります。
まだまだ寒い日が続いていますが暦の上では
春ということになります。
「東風」
コチ・ヒガシカゼなどと読みコチと読む場合
は「チ」は風の意味だそうです。
東風は春先に東方から吹いてくる風のことで
す。
菅原道真の歌にこんな歌があります。
〜東風(こち)吹かば にほいおこせよ
梅の花 主(あるじ)なしとて
春な忘れそ〜
藤原道真が太宰府に左遷されたとき邸(やし
き)の梅の花に別れを惜しんで読んだと伝わ
ます。
春を運んでくるように、時に冷たく時に柔ら
く吹く東風。
少しずつ春を感じられる風ですね。
ボッチ上げ
約100gの真綿から手で細く引き出した糸を
1ボッチといいます。
1ボッチを2つに分け、枠に巻き取る作業を
「ボッチ上げ」といいます。
ボッチ上げにおはじきは欠かせません。
糸はオボケとよばれる丸い桶のなかにためて
いくので丸くまとまっています。
これを枠に巻き取っていく際に糸がからまっ
て上がってきてしまうのでおはじきを重しに
しておくのです。
重しは大切です。
ボッチ上げされた糸束は平に置かず竿に通し
て下げておきます。
そして次の工程は「薄糊つけ」。
糸の毛羽立ちを防ぐための作業です。
こうすることで真綿糸を保護し次の作業をし
やすくします。
薄糊は少量の小麦粉を水で溶いたものを糊に
します。
干して乾いたらトンボとよばれる木枠にかけ
て管に巻かれます。
真っ白な美しい糸の出来上がりです。
ここまではまだまだ序盤です。
やっと糸を染める準備が整いました。
職人さんのリレーはまだまだ続きます。