新着NEWS
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ここでは工房思川桜最新のNewsをお伝えします!!
♪*☆*♪令和5年11月17日(金)
更新♪*★*♪
”秋から冬へ
”
「寒いね」という会話が増えてきましたね。
今年は暑い日が長かったので秋はあるのかし
ら?なんて思っていましたが、紅葉や秋の味
覚、イベントなどみなさま秋を満喫できまし
たでしょうか。
工房の木々も葉を落とし冬へ向かっています
。
冬支度も万全に体調管理に気を付けていきま
しょう!
結城紬の代表的な柄に【亀甲柄】というもの
があります。亀の甲羅のように六角形をして
いてその中心に十字が入っています。
結城紬は絣(かすり)もようなので糸の状態
の時に柄になる部分を糸でしばり染まらない
ようにします。糸に点のように染まっていな
いところが無数にできます。
たて糸とよこ糸の両方にこの作業を行い、織
るときにたて糸とよこ糸の点と点を合わせ亀
甲柄になるように織り上げていきます。
柄のこまかさを表す用語があります。
反物の幅約38pの中に亀甲柄がいくつ並んで
いるのか、ということなんですが
80亀甲
100亀甲
160亀甲
200亀甲
と表します。
当然、数が大きくなればそれだけ1つの亀甲は
小さくこまかくなります。こまかくなればな
るほど手間と時間を要します。
柄になる部分を糸でしばる箇所も増えますし
織る時にもこまかい柄を合わせて織っていく
ので大変です。
色を3色4色と用いれば染色の回数も増えます。
そうして出来あがった結城紬はとても精緻で
美しい!
しかし残念ながら現在では職人さんの高齢化
などにより160亀甲や200亀甲は産地でもとて
も貴重なものになりつつあります
11月25日(土)は小山市にて
〖小山きものの日〗が開催されます。
亀甲柄が気になるぅと思った方はぜひ足を運
んでみてください♪